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入笠山で枯れ行く花や実を楽しむ [撮影]

私は野に咲く花や山に咲く花が大好きで
かれこれ30年撮影し続けてきました。

事の始まりは新婚ほやほやの頃、
霧ヶ峰を訪れてニッコウキスゲの群生を見たことから始まります。
白樺湖のすぐ近くにある八子ヶ峰のペンションに宿泊して
スキー場の斜面に生える高原植物の花々の全てを写真に撮ろうと思ったことが
野草の写真にのめり込むきっかけとなりました。
その時知っていたのはニッコウキスゲだけで、他の花の名前はまるで知らない状況でした。
そしてその時初めて名前を覚えた花がハクサンフウロ。
思いだすと懐かしいですねえ。

そしてそれから夢中で花の写真を撮るようになり
植物図鑑をいくつも買って花の名前を調べたり、
まだ見ぬ花への憧れが大きく大きく膨らんでいきました。
そして花の図鑑の中に紹介されているお勧めのフィールドに
出かけるようになり、すぐに山にも足を運ぶようになりました。
懲りだすと止まらない性格が出てくるんですね。

東北北海道四国九州を除いて、自宅から半径500キロ圏内の場所では
主だった場所のほとんどを回りつくした感があります。
撮影目的が花の撮影なので一番旬の時期を狙って計画を立てたものです。

ところが最近は旬の花の撮影より枯れ行く姿や実に美しさを感じるようになり
積極的に撮影することが多くなりました。
もちろん旬の花は花でこれまで同様撮影し続けていますが、
それにプラスして枯れ行く姿を好んでカメラに収めるようになりました。
そのためかこれまでとは少し時期をずらして出かけることが多くなったような気がします。

枯れ行く姿や実に関心がいき、そこに美しさを見出しているというのは
歳を取ったせいなのかなとふと思うこともありますが、
これは理屈ではなく感じることなので、
その流れに素直に流されていればいいのかなと思っています。

そんな訳で9月12日に入笠湿原と入笠山を訪ね
枯れ行く野草たちの姿を感じるままに写しとめてきましたので
紹介したいと思います。

IMG_0517.jpg

さてこれはなんだかわかりますか?
蜘蛛の巣もついていて朝日に照らされてなんかいい感じですよね。
8月に湿原を紫色に染めていた花です。
そうサワギキョウです。
花も魅力的ですが、こんな実になった姿も素敵だと思いませんか?
こんな情景が大好きなんですね。
花とは全く違った姿でも美しく輝きます。
人も同じですね。
年齢を重ねることによって若さではなく輝きが増してくるような気がします。

写真はクリックすると拡大します。

IMG_0732.jpg

次は何でしょう?
すぐ下に答えを書いてしまうから、考えることもないかもしれませんが
なんだろうと思って眺めてみると、面白さがわかってくるかもしれません。

夏の高原を彩る代表的な花、ヤナギランです。
実になり綿毛になってきた状況ですが、美しいですね。
咲いていた時の花の状況も想像されます。
最近は鹿の食害がひどくてヤナギランも食べつくされてしまって
全く見られなくなってしまったところが大変多くなりましたが、
入笠山では一部柵で保護されているのでその中では見ることができます。

IMG_0728.jpg

さて次は何でしょう?
これは紅い花が少し残っているので分かりやすいですね。

シモツケです。

シモツケは花の盛りの時でもなかなか綺麗な状態で見ることが少ないのですが、
こんな風に枯れ始めて、葉も色づいてくると
花の時より美しさを強く感じたりもします。
花の時はどれも同じように見えがちですが、
枯れてくると、それぞれが違った枯れ方をしてくるので
個性を感じたりもします。やっぱり人間と一緒だあと思っちゃいます。

IMG_0713.jpg

これはすぐにピンとくる方も多いような気がします。

草原に咲く青紫の穂状の花がとても爽やかで美しいですね。
そうクガイソウです。

実になってすっかり色は変わってしまいましたが、佇まいはそのままで
凛として立っています。
びっしりとついた実から可憐に咲いたことが想像されます。

IMG_0718.jpg

これもクガイソウですが
葉が紅葉しています。
実はこんな風に葉が紅葉するクガイソウは意外と少ないんですね。
茶色く枯れていくものがほとんどの中で、このクガイソウは特別なものがありました。
こんなところも面白いでしょ?
面白くない?それはそれで構いませんよ。

IMG_0658.jpg

これはどうでしょう?

夏の湿原を黄色く彩ったサクラソウ科の野草です。
小さな丸い玉になった実が整然と並び、葉のバランスもよく
スタイリッシュですね。
花も爽やかでとても美しいのですが、
実になった姿も絶品です。

名前はクサレダマです。

IMG_0531.jpg

これは今回入笠湿原で最も期待した野草の枯れ姿です。
華やかさの残るものは私のHPに紹介していますので
そちらで見ていただくとして、ここではすっかり枯れた姿の紹介です。

立ち枯れた姿からはカサカサと音も聞こえてきそうで
なかなかいい佇まいだなあと惚れ込んで撮影しました。
どんな花も最後は色あせていきます。
色あせていきながらも堂々とした立ち居振る舞いが美しく見えます。
そんな風に生きていきましょう。
私はまだまだ60過ぎの鼻たれ小僧、見習わなくっちゃ!

でこれはエゾリンドウでした。

IMG_0724.jpg

これはヨツバヒヨドリ。
先に名前を出しちゃだめ!と言わないで。

まだ花も残っているので分かりやすいと思いますが、
紅く色づいてきているこの色がなんとも言えません。
花の盛りの時ではあまり感動しなくても、
こんなのを見ると嬉しくなっちゃいます。

IMG_0637.jpg

さてこれは?
秋の野草の中でもとびきり美しい花を咲かせ、
ファンも多い野草です。

アケボノソウですね。
花はもちろん美しいのですが実になりかかる時も美しく輝きます。
淡いというか渋い紫色がなんとも言えませんね。
もう少し光線がいいともっと浮かび上がらせることができたのですが
これはこれでよしとしておきましょう。

IMG_0720.jpg

これはわかりやすいシシウド。
花も実も比較的よく撮影される被写体です。
真冬になっても立ち続けているので、雪が降った時などは
また違った情景を楽しめる大型野草です。
入笠山ではヤナギランの実と一緒に並んでいたのが良かったですね。

IMG_0756.jpg

これもいろんな場所で見かけるウバユリですね。

まだ青い実ですがやがて茶色くなります。
大きな葉が黒ずんでいながらその状態を保っていてくれたので
カメラを向けました。

IMG_0749.jpg

そして最後はこれ、何の実かわかりますか?

5ミリほどの実でやがて紅くなります。
葉が写っているので分かるかも?
でもこの場はクイズではないので正解を書かなければいけません。

入笠山といえば〇〇ラン

そうスズランの実です。

いかがでしたでしょうか?
花もいいが枯れ姿もいいし実も面白い。
私の野草ワールドの一端をお見せできたかなと思いますが
どんなもんでしょう?

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コメント 2

松田(翼)

いいですね。
毎回、楽しみに拝見してますよ。サワギキョウとクサレダマ、背景の
ボケ具合と色合いが絶妙ですね、素晴らしい!
EOS 5DMⅡと70-200mmF4Lの組み合わせに魅せられてます。
5DMⅡはシャッター音こそイマイチですが、色再現は忠実ですし私
も愛用してます。ただ、70-200mmF2.8Lは明るいですが、重くて
大きいです。なので、フィールドで持ち歩くのはとても億劫、出番は
ぐっと減ります。
ということで、F4Lに惹かれる今日この頃です(笑)
by 松田(翼) (2016-09-20 11:41) 

toshi54

翼さん、コメントありがとうございます。

EF70-200㎜F2.8は憧れのレンズです。
たしかに重いでしょうね。
でも素晴らしい写りですよね。
フットワークよく持ち運べるレンズを選ぶか、
限りなく描写にこだわるか、悩ましい問題です。
by toshi54 (2016-09-20 16:02) 

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