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自家採種のパワー [自然農]

自然農では固定腫や在来種の種を使って野菜を育て
自家採種することを基本としています。

昔はどこの家でも自家採種が当たり前でした。
戦後に種が売られるようになってから、次第に自家採種する家が少なくなり、
種は購入することが当たり前のようになってきました。
さらに今では苗を購入して、それを定植して育てることの方が簡単なので
ホームセンターなどでは季節ごとの野菜が
所狭しと売られるようになっています。

ではなぜ自然農では自家採種することを勧めているのでしょう?

端的に言えば、種を繋ぐことによってその土地に適した野菜になっていくからなんですね。
いくら固定腫や在来種の種であっても
最初はその種を購入します。
その種はどこかの農場で育てられて採種されたものです。
育てられた場所の気候風土は当然ながら自分の住む地域とは
多少なりとも違いがあるはずです。
雪の多い寒い地域で育てられた野菜を温暖な地域で育てると、
当然その気候の違いによる作物への影響があります。

つまり種には育った場所の情報が組み込まれているということなんですね。

だからどんなにいい種であっても条件が合わないと最初はうまく育たない訳です。
それでも種には一定の条件が揃えば、
発芽をして葉を茂らせて実を結んで命を繋いでいくDNAが組み込まれています。

初めはうまく育たなかった野菜でも、
その中から比較的よく育ったものを種取り用に残して採種すると
その土地で育った新たな情報が種に組み込まれます。
このようにして3年も自家採種を続けると、自分の畑でよく育つ
おいしい野菜に進化していくということなんですね。

私は自然農を始めてまだ2年目の新米ですので、
偉そうなことも言えないし経験も浅いのですが、
実際に自家採種した種から育てたものと、
そうでないものとの差が顕著に現れたので、それを紹介してみましょう。

野菜は大根、銘柄は「総太り宮重」。
昨年初めて作った大根で想像以上によくできた大根でしたが、
今年種取りした種と昨年の残りの種の両方を同じ畝に蒔いてみました。

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いかがでしょう?
左側が自家採種の種から育てたもので、右側が購入したままの種です。
明らかに自家採種の方が大きくて葉の茂りもいいですね。
実際に採れた大根で比較をとも思ったのですが、個体差があるので
信ぴょう性に欠けるかなと思ってやめました。
太くて大きくて昨年とは比較にならないほど立派に育っています。

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これが自家採種の意味するところなんだと実感しています。

他にもわさび菜やニンジンなども昨年の自家採種の種で育てていますが、
発芽率も抜群によく、昨年とは大きな違いとなっています。

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これがわさび菜です。
わさびのような辛みがあってとてもおいしい野菜です。

ただここで一つお断りしておきたいのは
自家採種は固定腫や在来種でないとダメと言うこと。
交配種(俗にF1と言われるもの)の野菜は種取りをしても
同じ野菜にならないということ。
この辺については改めて種の話としてブログに書きたいと思ってます。

ではニンジンとナスの種取りの写真をご覧ください。

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こんな風にして育てている野菜の全てを自家採種しています。
こうしていけば種を購入する必要もないし、
おいしいいい野菜になっていくんですから言うことなしですね。

それではざっくりと私の畑の様子(10月20日現在)をご覧ください。
自然農らしい草と共存する畑にはまだなっていませんが、
耕さず、草と虫を敵とせず、持ち込まない(肥料をやらない)という
自然農の精神を貫いています。
最初はカチカチの草すらもまともに生えてくれない痩せた畑でしたが、
今では草や野菜たちの営みによって、多様性が生まれ
野菜が育つ環境が着々と進んでいるように思えます。

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大豆を3畝作っているのがわかりますか?
今年も味噌を作ろうと思っています。

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手前は葉物類、虫に食われながらもよく育っています。
小松菜、チンゲンサイ、ルッコラなど。

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秋ナスはもう終わりです。
籾殻が蒔いてあるところにはサヤエンドウの種が蒔いてあります。
中央の籾殻はホウレンソウ、高菜、グリンピースなど。

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手前は大高菜やイチゴなど。

秋から冬に向けて畑の作業は少なくなりますが
冬野菜の収穫が大きな楽しみですね。
ニンジン、大根、カブ、ホウレンソウ、高菜、
カリフラワー、キャベツ、白菜、レタスなど。

もうすぐ大豆の収穫もあります。
味噌をたっぷりと仕込む予定です。

自然農で野菜を作ることがこんなにも楽しく面白いとは
思いもしませんでした。
定年したら野菜くらいは作らないとなと思っていただけだったのに。


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My軽キャンパー [軽キャンパー]

My Camper3 矢作川 20130104 5DⅡ.jpg

この車を手に入れた時、HPで紹介したことがありますが、
改めてブログで紹介してみようと思って
写真の撮り直しをしてみました。
と言ってもトップの写真はこの車を購入してすぐに撮影したものなので
4年前の写真ですのであしからず。

外観は普通の軽自動車ですがキャンピング仕様となっています。
ベース車両はスズキのエブリーバン、4ナンバーの貨物車です。
つまり軽トラと同じ部類に入ります。
走りはイマイチでもキャンピングカーとしてはなかなかの優れものなんです。

そもそも私がこの車を手に入れるまでにはいろんないきさつがあって、
ようやくここにたどり着いたという感があります。
そんな話はいいから早く車を見せろという声も聞こえてきそうですが、
やっぱり流れを聞いてもらいたいという思いがあるので
お付き合いください。

私がこのキャンパーの前に乗っていた車は三菱のデリカ。
ハイルーフのでかいやつです。
そしてその前が同じく三菱のパジェロのワゴン。
これもでかいです。
どちらの車も車中泊が快適にできることを前提に選んだ車です。
パジェロは当時販売されていた4輪駆動車の中でシートを倒した時に
一番フラットになる車でした。
デリカは室内が広くフルフラットにでき、しかも純正のエアマットまであったので
迷わずこれと決めた車です。
つまり私が車を選ぶとき、車中泊の快適さが第一条件となっていました。
ハイエースなどの大型ワゴンのキャンピングカーなどもいいのですが、
高くて手が出ません。
そんな訳で当時はパジェロやデリカが私の中ではベストの車でした。
4駆にこだわっていたのは、雪道に強い車ということなんですね。
私は長野県に出かけることが圧倒的に多いので4駆なら安心できるわけです。

そんな私がなぜ小さな軽自動車に乗り換えてしまったのか?

それは長野県のある湿原の駐車場で軽キャンパーを見たことから始まります。
まず広い、これまで自分がイメージしていた軽自動車とは全く違って
大きいし室内も広い。しかも大人二人が寝られるスペースは十分にとれる。

この時の軽キャンパーはダイハツのタントだったと記憶しています。

これはいい、これで充分だという思いが強くなって
次に車を買い替える時には軽キャンパーにしようと決めました。

ところが軽キャンパーと軽く言っても、実は高いんですね。
それなりの仕様に改装されたものは、大体230~250万円もします。
この金額ならデリカやパジェロの車両価格とほとんど変わりません。

さてどうしたものかと思案し、
中古でいいものがないか探し始めました。
ところが3年落ちで走行距離3万キロでも180万もするのです。
高すぎる。
中古で180万も出すくらいなら新車の方がいい。
でも230~250万も出せない。

そんな時、三菱から純正で軽のキャンピングカーが出ていることを知りました。
デリカに乗っていた私は早速ディーラーに出向いて尋ねました。
販売されているものはミニキャブキャンパーと言って
カタログを見るとなかなかの仕様で価格も200万くらいで収まりそうでした。
これなら新車だし価格もまあまあと思い、
ほとんどこれにしようと思っていました。
でもその時、すぐに買い替えるつもりではなかったのでその時が来たら
ミニキャブキャンパーにしたいとお店の人にも話をしていたくらいです。

それから半年。
何気なくネットで軽キャンパー情報を閲覧していた時に
中古の軽キャンパー情報があって見ていると、
新古車で走行距離300キロ、価格130万というのに目が留まりました。
外観や社内の様子や仕様も写真で紹介されていて
一通りの装備も揃っているようでした。

へえ、こんなに安いのもあるんだと思いながら、
その車の販売店を見てみると場所は豊橋。
これは見るっきゃないと思い、翌朝急いで豊橋に向かいました。
ネットで見たのが金曜日の夜だったんですね。

で、早速そのキャンパーの隅から隅まで見せてもらいました。
家内も同行していて、めちゃめちゃ気に入っています。

決~めた!

即決です。
価格も下取りを含めて100万ぽっきりにしてもらいました。
この時デリカの下取り価格は25万(走行距離17万キロ)でこれ以上は無理と
言われていましたが、そこから5万値切りました。
担当者の判断ではできないと何やら上司に電話をかけて相談していました。
そして100万ぽっきりが確定。
手持ちの1万円を内金として入れて契約完了です。

ネットで見てから12時間後にゲット。
早かったですね。

ようやくこの車を手に入れるまでのいきさつを話すことができました。

それではMy軽キャンパーの紹介です。

もう一度外観を見てもらって
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この写真は10月に乗鞍高原に出かけた時のものです。
ロゴのステッカーはこの車を改装している会社の名前です。
お洒落で気に入っています。
ドアノブやサイドミラーは本来黒ですが、白に塗装し直ししてあって
すっきりとした感じになっています。

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後部のステッカーもとてもお洒落です。

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キャンピング仕様ですが、実は後部座席はそのままです。

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畳むと完全なフラットになります。
さすが貨物車です。

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その上にマットを敷きます。
4つに分かれていてうまく作ってあります。

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マットの上に少し暖かいシーツを敷きます。
ニトリで買ってきました(そんなことはどうでもいいか)。
でっぱったところがあるのでハサミで切って敷いてあります。

DSC_5575.jpg

完全にフラットなので横になっても快適です。
長さは185cmあるので十分なスペースですね。
正直言って、この車がこれまで乗ってきた車の中で一番寝心地がいいんです。
マットも堅めですので腰を痛めることもありません。

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装備の中でお気に入りなのは冷温庫がついていること。
缶ビールなら8本入ります。ワインボトルも入ります。
冷蔵庫ではないので走りながら冷やすことはできませんが
冷えたものを入れておけば6時間後に飲んでも冷たいです。
また保温ができるのもいいですね。

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次は収納。
後部天上に3か所ありますが、小物など入れるのに大変便利です。
写真はありませんが、シートの下にも空間スペースがあって
私と家内の長靴を収納しています。

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後ろから見るとこんな感じです。
白い棚は自分で取り付けました。
荷物を置くスペースを確保するためです。
マジックテープで固定してるのでいつでも取り外せます。

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サブバッテリーです。
このバッテリーで夜間、エンジンを切っても電源が使えます。
大きな電気器具を使うことはありませんが、夜ラジオを聴いたり
PCを扱ったり、携帯やカメラの電池の充電をしたりしています。
そうそう夜間の証明も賄っています。

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夜間証明はLEDライトです。
充分に明るく、本も平気で読めます。
初めてこの照明に触れた時は感動しましたね。

天上が写っているのでついでにお話しておくと、
天上は全て断熱用のものに張り替えられています。
ありがたいですよ。

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この二つのスイッチがサブバッテリー切り替えボタンです。
右のスイッチを上げると夜間照明をつけることが出来、
左のスイッチを上げると運転席回りの電源(ラジオやシガーソケット等)が
働きます。
シガーソケットに12Vを100Vに変換するコードを取り付ければ
家電を使うことができます。
夏には暑いので、タワーファンを回すのにも使っています。
普段はラジオを聴いたり充電等に当てるくらいですが、なにかと便利です。

尚サブバッテリーは走行中に充電します。
サブバッテリーが切れても本バッテリーには影響ありませんので
思う存分使うことも可能です。

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実は車の後部には外部電源を拾えるようになっています。
オートキャンプ場などでは電源がついているところも多いので
利用すれば車の中で炊飯器も使えます。
まあ私はほとんど使うことはないだろうなと思っていますが。

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そして小さなテーブルですが外で使えるものが
後部に収められています。
椅子は自前で購入したものですが、コンパクトに収められるのは
ありがたいですね。

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こんな風に使っています。
撮影は10月の乗鞍高原。
家内とのツーショットです。
仲いいでしょ!

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そして荷物を積んだ様子がこんな感じになります。
最近は車載用の電気ジャグも積んでいるので、ビールを冷やしながら
走行することも多くなりました。

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ちなみにナビはipad miniで代用しています。
グーグルナビを起動してのナビはなかなかの優れもので
お勧めです。
ipadをホールドしているものは手作りで、
夏の日照りでipadが熱くなるのを防ぐためです。
以前は熱くなって利用できなくなることもありましたが、
これを作ってからは一度もありません。

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夜、車中泊している時の様子もお見せできるといいのですが
うまく写真が撮れていないのでまたの機会ということで。
写真は朝、お湯を沸かしてコーヒーを出し、パンを食べる時のものです。
運転席、助手席それぞれに背もたれして(座椅子替わりになっています)
大人二人がゆったりとくつろげるスペースですね。

こんな感じでカセットコンロを使って車中にて料理をすることもあります。

いかがでしたでしょうか?
なかなか優れたキャンピングカーですよね。
しかも軽ですから。
さらに4ナンバーですから。
税金は驚くほど安いですしね。

ちなみにこの車の燃費は14km/ℓです。

My Camper1 矢作川 20130104 5DⅡ.jpg

次は出先でこの軽キャンパーを利用している様子などを
紹介したいと思います。


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戸隠奥社参道の大杉 [戸隠]

秋の戸隠を訪ねてきました。

これまで何度も戸隠を訪ねていても秋は初めて。
紅葉も良さそうだし、何よりも戸隠そばが食べられる。
そんな期待に胸を膨らませて行ってきましたが、
紅葉も良かったしそばも美味かった。
言うことなし。

ということなんですが、その中で最も感動したのが
奥社に通じる参道の大杉。
その迫力は凄まじく、圧倒されるほどでした。
奥社の参拝はこれまで何度もしているし、
参道の大杉も何度も見ているはずなのに
どうして今回、こんなにも感動したのでしょう?
初めてではないのに。

しばらく見ないうちにさらに大きくなったという訳でもないし、
杉の本数が増えた訳でもないのに不思議ですね。

と言うことは私の中に何か大きな変化があったのか?
さてどうなんでしょう?
確かに自由人になったし、気持ちの上でもゆとりが出てきたことは確かですが
何なんでしょう?
とにかく大杉に圧倒されその迫力にひれ伏し、
畏敬の念さえ出てきて、ただただその懐に抱かれていたい、
そんな感覚でした。

それではその大杉を見てもらいましょう。

DSC_6015.jpg
全ての画像はクリックすると大きくなります。

凄いですね。
でもこれでは全貌がわからないですね。
あまりにも大きすぎて広角レンズを使っても入らないんです。
だから根元だけを写してきました。
その大きさを感じとってみてくださいね。
もうその場にいるだけで幸せです。
何と言うのか、とにかく安心できるんです。
赤ちゃんお母さんの胸に抱かれてすやすやと眠ってしまう
そんな感じかもしれません。

この後も大杉の写真をずらっと並べてもいいのですが
奥社へ通じる参道の臨場感が出ないので
入口からの様子も紹介したいと思います。

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これが奥社参道入口の大鳥居です。
奥社まで2kmあるのでかなり長い道のりですね。
真っ直ぐに続いています。

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途中の紅葉もちょうどいい感じで
足取りも軽くなります。
この辺りでは大杉はありません。

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ちょうど1km程のところにある随神門です。
大きくてとても立派な門です。
この門を過ぎると両脇に大杉がそびえる参道となります。

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凄いですね。
思わず見上げて立ち止まってしまいます。

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杉木立の間から覗く木々の緑がとても新鮮です。

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二つ並んだ大杉。
絡み合うようにして根が張り出していました。
互いに支えあっているのでしょう。

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ところどころでしめ縄の張られた大杉に出会います。
精霊が宿っていても不思議ではありません。
とにかく波動がいいのです。
私は花からも波動を感じることがありますが、
花とは全く違った聖なる波動です。

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何も説明はいらないですね。
樹皮に触れ、上を見上げ、静かに呼吸をします。
人間なんて大したことないなあ、そんな気持ちがしてきます。

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振り返ると続々と奥社を目指して参拝者がやってきます。
それぞれの思いを秘めて。

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参道の途中にあった石仏です。
表情がいいですね。

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最後が少し急坂です。
ご年配の方にはこの2kmは少しきつい道のりかもしれません。
もうちょっと。

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ついに到着、奥社です。
二礼二拍手一礼で参拝しました。
願い事はありません。
私の参拝は
「いつもありがとうございます」
と感謝のみ。

大杉の懐に抱かれながらの参拝は格別なものがあります。
今回は特に感じることの多い参拝となりました。

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最後に奥社から降りてくると
幼稚園児たちが参道を歩いていきました。
みんなニコニコしていましたよ。


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落ち葉

秋になると木の葉が紅葉して
そして落ちてしまうのはどうしてなの?

素朴な疑問ですよね。
毎年繰り返されていることだから気にしたことなんてないし、
そういうものなんだからそれでいいじゃん。

まあ知らなくても生きていけるし、
知ったところで人生が大きく変わるわけでもないしね。

でも人が生きていくうえでいろんな工夫をするように
木も生きるためにいろんな工夫をしてるんですね。

そもそも葉を落とすのは休眠するためなんですね。
人間だって夜眠るでしょ。
木も毎日昼間に活動して夜は休んでいるけれど
冬という寒さや乾燥から身を守るために葉を落とし
大きな休眠を取って春に備えてるんですね。

人間は寒ければ暖房をして寒さをしのげるし、
乾燥していたら加湿器を使えばいいし、
人間なりの知恵で冬を越す手段があるけれど、
木は自然の中で命を育んでいるので、
葉を落とすことで休息することを学んだんだね。

偉いなあと思うけれど、
木はきっと淡々とその作業をやってるんだね。
雨が降ろうが風が吹こうが雪が降ろうが、
じっとその場で泰然と構えているんだね。
本当のところはわからないけれど、
私にはそんな風に見えてしまいます。

さてさて先日戸隠に出かけて紅葉を楽しんできましたが、
鮮やかな紅葉、黄葉もいいけれど
落ちている葉を見ながら、そこにも美しさやドラマを感じてきました。

いろんな葉が重なり合うように落ちている姿を見ると、
森という一つの集合体の中で様々な植物たちが共生し
互いに支えあいながら命を謳歌している姿が見えてきます。
そしてその姿がとてつもなく美しく光輝いている。
私にはそんな風に見えました。

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画像はクリックすると大きくなります。

落ち葉の絨毯という言葉が相応しい情景です。
この上を歩いていくことは、とても贅沢なことかもしれません。

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落ち葉を踏みしめるとカサコソと音がします。
この音を聞いているだけでリラックスしてきます。

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紅葉のイメージの中には真っ赤に色づくモミジの印象が強いものですが、
実際には鮮やかなものの方が少なく、
色あせながら葉を落とし土に帰っていくものも少なくありません。
この葉はオオカメノキ。
この渋い色彩がとても素敵ですね。
朽ちていきながらも華やかさがあります。
こんな風に歳を取っていきたいものです。

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戸隠の森林植物園には散策コースがあちこちに巡っていて
少し歩くと休憩できるテーブル椅子があります。
テーブルの上に落ちた葉にもいろんなドラマがあったのでしょう。
感傷的になるのではなく、命のサイクルに美しさを感じています。

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落ち葉の道の先を行くのは私の家内です。
落ち葉を踏み紅葉を眺め、サイコーとルンルンで歩いていました。

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森が違えばそこに生えている木々も違います。
また違った森も歩いてみたくなりました。
紅葉を楽しむのはもちろんですが、
ついでに視線を下にも移して落ち葉も楽しんでみるのも
いいもんです。


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90㎜マクロの世界 [撮影]

先日は50㎜マクロの世界を紹介しましたので
今回は90㎜マクロの世界を紹介したいと思います。

何がどう違うのでしょう?
それは画像を見ていただければ、その違いがわかると思いますが、
まず根本的に焦点距離が違います。

50㎜マクロと90㎜マクロの焦点距離の違いとは?
50㎜の焦点距離とはレンズに光を当てた時にレンズの中心から
焦点を結ぶ距離のことですので、50㎜より90㎜の方が
焦点を結ぶまでの距離が長いことになります。
当たり前のことですが、焦点を結ぶまでの距離が長くなるということは
写る画角が狭くなります。
画角が狭くなると言うことは、より大きく見えると言うことになります。

一般的に50㎜の焦点距離が人が肉眼で見る画像に近く、
90㎜ではかなり大きく見えます。
焦点距離50㎜のレンズを標準レンズと言うのはこのためで、
90㎜は中望遠レンズに位置付けられます。

画像が肉眼で見るより大きく見えるほど、圧縮された感じの画像となり
背景がぼんやりとしてきます。
それがボケと言われるもので50㎜レンズより90㎜レンズの方が
背景がボケるということになります。

理屈はともかくとして、実際の画像を見てみましょう。
但しここでは50㎜と90㎜を比較するための撮影をしていませんので、
前回の50㎜マクロの世界の写真を見て、90㎜との違いを感じていただければと思います。

ここでは90㎜マクロの写真はこんな感じになるんだということを
感じていただければいいなと思っています。

DSC_5659.jpg

最初はスギナに付いた朝露の様子です。
一粒一粒の水玉もその様子がよく分かるほど大きく写せます。
50㎜マクロでも写せますが、背景が大きくボケるので
水玉のイメージ的な写真にするには90㎜マクロの方が優れています。

DSC_5687.jpg

次は道端に生えているマルバルコウの花のアップです。
花の表情を鮮明に浮き上がらせることができます。
90㎜マクロならではの描写ではないでしょうか。

ただここでお断りしておきたいのは、花の写真としての良し悪しではなく
90㎜マクロではこんな風に撮影できるという観点で見てほしいということです。

今回撮影にあたって、
90㎜マクロの世界を紹介してみたいと思って撮影しましたので、
本来自分が撮影したい写真とは違うものもあります。
いろんな撮影の中にこんな撮り方もあると思っていただけたらと。

DSC_5679.jpg

この写真もマルバルコウです。
前の写真より一層接近して接写しています。
後ろにボケて写っているのはホシアサガオです。
よりイメージ的な写真になっていますね。
こんな風に90㎜マクロでは50㎜マクロでは撮影できない
イメージ的な写真を撮るにはとてもいいレンズだと思っています。

DSC_5706.jpg

これはホシアサガオの葉が一枚だけ横に飛び出していて、
綺麗だなと思って撮影しました。
こんな場面も90㎜マクロの良さが出せる場面です。
よく見ると葉の右端に小さな蜘蛛も写っていますね。
200㎜前後の望遠でも写せますが、
細かいディティールは90㎜マクロの方が勝っているように思います。

DSC_5745.jpg

オオニシキソウです。
小さな花というか実ですので背景がすっきりしないと
浮き上がってきません。
こんな場面は50㎜マクロで撮影することが多いのですが
90㎜マクロでもいい感じです。
その時の場面に応じて使い分けるといいかもしれません。

DSC_5755.jpg

これはオッタチカタバミの実ですね。
3つある実の内、真ん中の実にピントを合わせて撮影しています。
ポイントは鞘に生えている細かい毛。
この毛が分かるようにこの画角で撮影するには90㎜マクロが最適です。
50㎜マクロですと背景がもう少しうるさくなって
毛の印象が薄れてしまうと思います。

DSC_5731.jpg

次はメマツヨイグサの花のアップです。
蕊にピントを合わせて、うす曇りの柔らかい日差しの印象を
90㎜マクロで撮影してみました。
50㎜マクロより90㎜マクロの方がボケが大きい分、
柔らかな表情になります。
逆にきりっと鮮明な画像にしたい時などは50㎜マクロの方が有利となります。

DSC_5698.jpg

さてこれはこれまでとは違った写真ですね。
接写ではありません。
ホソアオゲイトウを撮影したものですが、
少し引いて撮影するとこんな感じに写ります。
自然な感じのボケを出すこともできるのでマクロ撮影でなくても
使えるレンズです。
ポートレートなども自然な感じがしていいと思います。

DSC_5759.jpg

最後は秋に咲くホトケノザ。
ごく普通の写真に見えますが50㎜でもなく望遠でもない
90㎜ならではの描写の写真だと思っていますがわかりますか?

野草の撮影をするとき、レンズの選択はとても大切だと思っています。
花を見てその花の魅力をどう表現するか。
とても難しい課題ですが、
自分が感じた魅力を引き出せるレンズワークが大切だと思っています。

90㎜マクロというのはその選択肢の一つにすぎませんが、
レンズの特徴を知ることによって、撮影の引き出し増えるのではと思います。

参考になったかどうかはわかりませんが、
50㎜マクロと90㎜マクロとの違いも、なんとなく分かっていただけましたでしょうか?
50㎜には50㎜の90㎜には90㎜の世界があることを
知ってもらえたら幸いです。


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50㎜マクロの世界 [撮影]

野草の撮影をする時、マクロレンズは欠かせません。

花のクローズアップをしたり、小さな花を接写したりする時には
なくてはならないレンズですね。
ササユリやコスモスのように比較的大きな花ならマクロレンズは必要ありませんが、
ヒメウズやツメクサ等のような数ミリの花はマクロレンズがないと
表情を写しとめることができません。
トウゴクサバノオやヤマルリソウやハナネコノメなどの魅力的な花も
マクロレンズの出番となります。

一概には言えませんが1cm以下の花はマクロレンズの登場が多くなります。

ではどんなマクロレンズを使ったらいいのでしょう?
標準マクロと言われる焦点距離50㎜前後のものか、
中望遠マクロと言われる100㎜前後のものか、
それとも180㎜や200㎜の望遠マクロなのか、
はたまた35㎜以下の広角マクロか、
マクロレンズにも色々あります。

それぞれ特徴があって使い分けるととても面白いものです。
同じ被写体でもレンズを使い分けると様々な表情の撮影が可能となります。

ちなみに私が持っているマクロレンズは
SIGMA 50㎜マクロ F2.8
SIGMA 70㎜マクロ F2.8
TAMRON SP90㎜マクロ F2.8
広角と望遠はマクロレンズを持ち合わせていませんが
代用として広角系は
NIKKOR VR16-35㎜ F4
望遠系は
Canon EF70-200㎜ F4
を使用しています。

それぞれ個性的でお気に入りのレンズですが
ここでは50㎜マクロの世界を紹介したいと思います。

DSC_5496.jpg
写真クリックすると拡大します。

まずはいま咲いているミゾソバから。
いろんなタイプがあって花の色の濃いものから薄い色まで
生える場所や地域によって違いがあります。
また花の開きもよく開くものもあればあまり開かないものもあります。

このミゾソバは花の色がとても美しいですね。
花被の縁がグラデーションに染まる濃いピンク色がなんとも言えません。
雄しべの白い葯も素敵です。
蕾も美しいですね。
この場面を引き出すために選んだレンズが50㎜マクロでした。
90㎜マクロも持っていましたが、90㎜ではこのように接写をした場合
被写界深度が浅いためピントの浅いぼやっとした写真になりかねません。
こんな時こそ50㎜マクロの出番だと個人的には思っています。

DSC_5516.jpg

次は先のミゾソバのすぐそばに咲いていたボントクタデ。
花は数ミリしかなく、しかもまばらにしか花を咲かせないので
とても撮影しにくいのですが、
あえて50㎜マクロで花の接写をしてみました。
花の表情も分かるしボケもいい感じではないでしょうか。

この手の小さな花の接写は最近のコンデジでは簡単に撮影できるものが多く
びっくりするほど鮮明に大きく写せるようになってきました。
すごいなあと欲しくもなってくるのですが、
今のところ自分のスタイルを貫いています。

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さて次はジュズダマ。
実に糸を通して数珠を作った懐かしい野草です。
壺形の鞘の中から白い柱頭が飛び出している様子が面白くて
接写しました。
こんな様子も50㎜マクロならではの世界だと思っています。

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これはキカラスウリの花です。
レース状に広がる様子がとても面白い花です。
本当はもっときれいに広がっていたはずですが、
少ししぼんできています。

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キカラスウリの花を撮影していたら
アマガエルがいることに気づきました。
逃げる様子もないので撮らせてもらいました。
50㎜マクロでの接写ですからカエルにかなり接近しています。
それでも逃げずにじっとポーズを取ってくれていました。
こんな場面は望遠マクロで撮影するのが定番ですが、
まあ逃げなかったので良かったですね。
目だけにピントを合わせて撮っています。
ボケも50㎜マクロらしいボケになっています。

DSC_5555.jpg

少し引いてアマガエルとキカラスウリを一緒に入れました。
望遠マクロですと、もっと圧縮された描写になり
この写真のように実際に見ているようなディティールとは
違った写真になります。
これは好き好きですし、その時の感覚で変わるものだと思っています。

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最後はシロバナサクラタデ。
以前は近所の道端にいくらでも生えていましたが
最近は少なくなってきました。
小さな花ですが一つ一つの花を見ると
とても美しく、サクラの名がつくのも頷けます。


いかがでしたでしょうか?
50㎜マクロレンズの世界を堪能していただけましたでしょうか?
本当はもう少しいろんな場面を集めてみたかったのですが、
昨日(10/10)散歩がてらに撮影した写真ですのでネタはこれだけです。

次は90㎜マクロレンズの紹介もしてみたいと思っています。
50㎜マクロとは違った世界が広がります。


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手作り味噌完成 [味噌作り]

昨年自然農塾の学びの中で
手作り味噌の実習研修がありました。

その時は麹をブレンドするまでの作業でしたので
自宅で頂いてきた味噌種を容器に移して熟成させてきました。

実習研修では米麹を使った白みそ作りでしたので、
帰宅後に復習を兼ねて自分の自然農畑で採れた大豆を使って
豆麹で作る赤みそにも挑戦してみました。

そして今年、いよいよ味噌が仕上がりましたのでご報告がてら
振り返ってみたいと思います。

まずは完成した味噌の写真から。

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赤みそと白みそです。
どうでしょう?

どちらもいい仕上がりです。
正直言って、こんなに上手くできるとは思ってもいませんでした。
簡単ではないけれど、やればできるんですね。
赤みそが2.4kg、白みそが3.3kgできました。

これだけあるとどれだけ持つんでしょう?
自分で味噌を買ったこともないし、使ったこともないのでわかりませんが、
しばらくは大丈夫そうですね。

ところで皆さんは赤みそ派、白みそ派のどちらですか?

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私は断然赤みそ派です。
と言うか赤みそでないと味噌じゃないというくらい赤みそ派です。
子供の頃から慣れ親しんできた味なんですね。
自宅に味噌樽があって毎朝、母が樽から味噌を出して
すり鉢で潰してから味噌汁に使っていました。
そんな様子をいつも見て育ちました。

だから味噌は赤みそしか知らなかったということなんですね。
つまり味噌というのは赤みそのことを言うというのだと。
そして少し大きくなってから京都旅行した時に旅館で出された
朝食の味噌汁を飲んで、全く別物であることを知りました。
そう白みそとの初遭遇だったんです。
甘くて薄くて、味噌汁ではなくてお吸い物だと思いました。

そんな訳で、子供の頃から親しんできた赤みその味から逃れられません。

まあこれも好き嫌いですから、白みそをけなしているわけではありませんからね。
やっぱり子供の頃に親しんだ味は一生変わらないんだろうと思います。

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でも今回できた白みそを舐めてみると中々いい味をしています。
深みのあるコクはやっぱり赤みその方が勝っていますが、
どうしてどうしてまろやかさと香りの立つ風味もあって美味しいです。

手前味噌とはよく言ったもので
やっぱり自分で作ったものは美味しいんですね。

それではざっくりと味噌作りの行程を紹介しましょう。
紹介はやっぱり一から手掛けた赤みそということで。

まずはその時使った材料から

大豆 780g
豆麹 300g
米麹 150g
塩  280g
みりん 少々

赤みそなら豆麹だけの方がいいのですが
初めての赤みそ作りには米麹を入れた方が無難にできるとあったので
初心者の私はそれを信じてブレンドすることにしました。

大豆が780gと中途半端ですが
300g入りの豆麹を買ったので、それから逆算して大豆の量を決めました。

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地元岡崎の麹屋さんの麹です。
岡崎と言えば八丁味噌の産地ですから有名ですね。

まずは大豆を水に一晩浸して柔らかくしておきます。

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それを鍋でぐつぐつ煮ます。
指で簡単に押しつぶせるくらい柔らかくなれば大丈夫です。

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茹で上がりました。

それを鉢に移してすり潰します。
細かく潰すより少し豆の形が残るくらいの方が手作り味噌感が高まると思います。

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茹で上がった時もそうですが、大豆の香りが充満する部屋の中での
作業はたまらないですね。
美味しい味噌ができるに決まってるという感覚になります。

そして麹と塩をブレンドします。
味噌作りで一番肝心なのは塩加減。
何でもそうですが塩加減一つで味や出来栄えに大きく影響します。
塩が多すぎるとしょっぱい味噌になってしまうし、
少ないとうまく発酵しないこともあるし、カビが生えやすくなってしまいます。
塩梅よくやらなければいけないという言葉が物語っています。

で、この赤みそは見つけたレシピに沿って作業していますが
少し塩が多めということでした。
これも失敗しないための作戦とか。

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とりあえず手でかき混ぜるだけですが、豆麹は大きく塩は細かいので
混ぜた感じにはなりません。
これを潰した大豆に混ぜる時にそれぞれが均一に混ざるように
練り込んでいきます。

そうパンの生地を練り込むように丁寧に練り上げていきます。
パン生地はいつも練っているのでお手のものです。

そして練りあがったらその生地を手でちぎって
味噌を作る容器(樽やバケツなど)の底をめがけて投げつけます。
底の縁をめがけて投げ入れます。
それを何回か繰り返して底全体が埋まるようにしていきます。

投げるのは空気を抜くためなんです。
空気が混ざっているとカビの生える原因にもなります。
力強く丁寧に投げ入れながら、空気が入らないようにヘラで
押しつぶすようにしてならしていきます。

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こんな風になりました。

この上に表面が隠れるほどの塩を敷きます。
塩の蓋をするイメージでしょうか。

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ここまでくればもう終了間近。
後は空気が入らないようにラップをします。

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後で分かったことですが、このラップのかけ方によって
カビの状況が一変します。

つまり空気を完全に抜いてラップをすれば
表面にカビが生えることはありません。
ところが少しでも空気が入っているとそれなりにカビが発生します。
完全に空気を遮断していても樽の縁にはカビが発生します。
家庭環境では完全にカビを防ぐことは無理なようです。

でも味噌のカビは毒じゃないですからあまり心配することもないですね。

最後に蓋をして重りを乗せます。

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こうして蓋をして冷暗所で寝かせます。
冬に仕込んで春まではそのままでよく、5月頃になったら
中の様子を確認します。

多分カビが生えているはずです。
びっくりしないで、生えているカビを取り除いてから
攪拌します。
この時最初に空気が入らないように詰めたように
空気を抜くように押し付けていきます。
そして丁寧にラップを敷きます。
私は少しでもカビの発生を抑えるために
中の縁をホワイトリカーを使ってアルコール消毒しておきました。

この作業を5月以降完成するまで毎月やります。

蓋を開ける度に次第に熟成してくる様子が見てとれます。
嬉しくなっちゃいますよ。
毎月毎月愛おしさが増加していきます。

舐めてみると次第に味噌に熟成してくる様子も味わえます。
5月の時にはしょっぱさが残っていたものが、
8月にはコクやうま味が出てきました。
ついついもういいかと思ってしまうような味に感動します。

味噌は夏を越せば出来上がるようですので我慢ですね。

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こんな風に毎月仕上がり状況を確認しながらその日を待ちます。

そして10月、そろそろいいことにして
完成ということにしました。

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味噌はそのまま1年、2年と熟成させればまた違った深い味に変化していきます。
八丁味噌は何年も寝かして黒いような味噌に仕上げます。

味噌は生き物です。
生きているからうま味がでて美味しくなるんですね。
添加物を入れると食品の悲鳴が聞こえてきます。

カビの生えない味噌はどうして生えないのか考えてみるといいかもしれません。

母が樽から味噌を出している時、カビを取っていました。
そういうものなんですね。

自家製の味噌を作ってみて、いろんなことが見えてきました。
今は除菌除菌とまるで菌は悪魔のように取り扱われていますが、
菌が完全になくなると人間は生きていけません。
人間だけでなくあらゆる生物が死滅します。
菌と共に共生しているのが生物なんですね。
中には人を害する菌も存在するので、問題視されることもあるわけですが、
それもトータルでは絶妙のバランスの中で共に生かされています。

人間の浅はかな勝手な都合がいろんな問題を引き起こしていることも
知らなければなりません。

私が自然農をやるのも同じ観点からなんですね。
本来害虫も益虫もない、すべては自然のバランスの中で生かされている。
だから草も虫も敵としない。
自然がその場に適応した野菜を作り上げていく。
育たないものは無理に育てようとしなくてもいい。
人が自然の摂理を無視して自分の都合でものを作ろうとしたりすれば
必ずどこかで摩擦が発生する。

いかん、この場は味噌作りの話でした。

少し手間がかかりますが、自分で味噌を作ってみるのも面白いですよ。
できれば自家製大豆で作れば最高です。

今年は昨年以上に多くの大豆を育てていますので
2kgの大豆で味噌を仕込もうと思っています。
作るのはもちろん赤味噌です。

またまた楽しみが大きく膨らみつつあります。

こんなことを楽しめるのも自由人の特権かもしれません。


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身近な野草が面白い [撮影]

野草の写真を始めて30年。
随分長いこと撮っているなあと思っても
飽きることは全くありません。

それどころか最近は見る目が少し変わってきたせいか
益々面白くなってきたというのが正直なところ。

撮影のために山に登ったり、長時間車を走らせてお目当ての花を見に行くことは
最高に楽しいし、今後もずっと続けていくことでしょう。

そんな私ですが、実は最もよく撮影していて面白いと思うのが
身近なところに咲く野草なんですね。
珍しいものは何もないし、どちらかと言えば草扱いされるものが多く、
見慣れたものばかりなんですが、その野草たちをいつもいつも見ていると、
彼女たち(敢えて彼女たちと呼ばせてもらいました)の最も輝く瞬間が
よ~く見えてくるようになります。

そうするとその輝きが、遠くに出かけて見るお目当ての花と比較しても
なんら劣ることもなく、むしろこちらの方が美しいと思えることが多くなります。

「野草はどんな時でも美しさがあって、それは命の輝きなんですよ」
といつも言っていますが、やはり旬の時期の輝きにはかないません。
その旬の時期に出会える可能性が高いのが身近な野草なんですね。
その気になればいつでも見に行けるわけですから。

野草の写真を志す者にとっていい写真とはどんなものでしょう?
人によって定義が違いますが、私はその野草の生きる環境と
生き生きとした表情が見える写真がいい写真ではないかなと思っています。

その観点からすると、いつでも見られる身近な野草だからこそ
生き生きとした場面を見られるチャンスが多いし、
野草の写真の練習にもなる格好の被写体なのではと思っています。

そもそも私が身近な野草を見直すきっかけになったのが、
植物写真家のいがりまさし氏の影響でした。
彼の「野の花の小径」という写真集を手にした時、
体の中を電気が走るような衝撃を受けました。
これは大げさではなく本当にそんな感覚だったことを鮮明に覚えています。

その写真集に収められていた花は身近な野草がほとんどでした。
しかも美しい、そして生き生きとしている。
それまで野草の写真は高原や山に咲く可憐な花ばかりに目が向き、
身近なところに咲いているものには全く関心がなかったのです。

目が覚めた!

野草の美しさは身近なところにもいっぱい転がっていることを知りました。
高原や山に咲く花と差別していた自分が恥ずかしくなりました。

そしてこれを機にいがり氏にコンタクトを取ることができ、
添削指導を2年間受講できる幸運に恵まれました。

それ以来、身近な野草にも目が行くようになって撮りだしてみると
面白いのなんのって、夢中で近所を徘徊しながら撮りまくったものです。
何よりも美しい。
そして生き生きとしている。
高原や山の花となんら変わりなく、
みんな同じ命のもとに生きていることを理解し、
ホトケノザもオオイヌノフグリも愛おしく見えるようになってきました。

ということで
いま近所の田んぼ道で見られる身近な野草を撮ってきましたので
ちょっとだけ紹介することにします。

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今が旬のマルバルコウ(オレンジ色)とアメリカアサガオ(青)が咲く道端です。
特に朝は朝露を纏って踊るように輝きます。

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そしてもう一枚。
色鮮やかで綺麗ですね。
近所だからいつでも見に行けます。
でもこんなに輝いてくれるのは2、3日だけなんですね。

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田んぼの畔にもマルバルコウが生えています。
黄色い花はヒレタゴボウ。
青いのはツユクサですね。
散策はいつも長靴です。
びっしり露がついていてもへっちゃらですから。

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ホシアサガオも草むらに咲いています。

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アメリカアサガオが道端に帯を作っています。

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目立たないけれどボントクタデもこの季節ならではの野草です。

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よく見たらヒメジソが咲いていました。
撮影していたら、
散歩のおばちゃんから、何撮ってるの?
と聞かれました。
説明すると、
ふ~んと言って行っちゃいました。

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稲穂の間から伸びていたチョウジタデの紅葉です。
秋は野草の紅葉も面白いですよ。

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カナムグラだって立派な野草です。
身近な野草だからこそ見えてくる姿です。

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アメリカセンダングサのまだ若い株。
でもなんかいい感じ。
メヒシバも応援してくれています。

IMG_0082.jpg

コセンダングサの方が花としてはインパクトがありますね。
背景の赤は彼岸花。

もっともっと紹介したいのですがまたの機会にします。
自宅から半径1㎞以内で撮影しました。
長靴を履いて麦わら帽子をかぶって首にタオルを巻き、
ぶらぶら歩きながら撮影している私の姿を想像してみてください。

これが楽しいんですよ。
だいたい1時間くらいの散策でしょうか。
その気になれば毎日でも散策できるのが身近な野草のいいところ。
写真の出来がよくなかったら、また明日ということもできます。

住んでいる環境によって身近な野草の種類は随分変わりますが、
自分の住む近所の野草を撮影してみるのも悪くないですよ。



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胡桃・クランベリー・イチジクパン [パン焼き]

今日は私が最もよく焼いているパンの紹介。

胡桃・クランベリー・イチジクパン。
見た目もいいし味は自分で言うのもなんですが
ずばり美味しいです。

作り方で特に凝ったところもないし、
誰が作っても美味しく焼けるお勧めのパンです。

レシピの紹介の前に焼きあがったパンの画像をどうぞ。

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美味しそうでしょ?
クランベリーの酸味と胡桃の香ばしさと
イチジクのプチプチとした食感が絶妙です。

焼き立てはふわふわ熱々でもちろん美味しいし、
冷えてもとても美味しいです。
車中泊を何泊もする時やテント泊で山に出かける時も
必ずこのパンを焼いて持っていきます。
朝、熱いコーヒーと一緒に食べると、もうそれだけで幸せです。

では作り方をざっくりと紹介しましょう。

まず小麦粉ですが、
強力粉だけで焼いてもいいのですが、
私は全粒粉パンが好きなので
強力粉と全粒粉を半々に入れます。

全粒粉パンとして紹介されている場合の最も多い割合は
強力粉2に対し全粒粉1ですが、
この割合は好き好きですので好みに合わせてブレンドすればいいでしょう。
また強力粉だけで焼けば白くてふわふわのパンに仕上がります。

いつもは小麦粉300gで焼くことが多いのですが
今回は少し多めにと思って400gで焼きました。

では材料です。

強力粉 200g
全粒粉 200g
ドライイースト 7g
塩 6g
砂糖 25g
水 220g
バター 30g
胡桃 適量
クランベリー 適量
乾燥イチジク 適量

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強力粉、全粒粉、ドライイースト、塩、砂糖を入れて
かき混ぜた状態です。
それぞれの分量は計量器で量っていますが、
アバウトでも気にしなくていいです。
私も毎回微妙に分量が違いますので。

大切なのは水の量。
多すぎるとべちょべちょになって生地が捏ねられないし、
少ないとぱさぱさでまとまりません。
ホームベーカリーを使えば機械が勝手に生地を捏ねてくれるので
簡単そうですが、やはり水の量を間違えると美味しいパンに仕上がらないので
正確に計量して入れた方がいいでしょう。

但し粉によって水の量が変わるんですね。
ここが微妙なところです。
いつも同じ粉を使って水の量が安定していればいいのですが、
初めて使う強力粉や全粒粉の場合、
手で捏ねていると違いがあることがよくわかります。
私が初めの頃に使っていた強力粉では
強力粉300gに対して水180ccでしたが、
今のものは水165ccですからかなり違いがあると言えます。

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これが生地をざっくり捏ねて大体ひとまとまりになったところです。
そこにバターを投入します。
バターは常温であらかじめ柔らかくしておいてください。

そしてバターが生地になじむまでしっかりと捏ね上げます。

実はバターを使うことは少なくて普段はオリーブオイルを使っています。
今回はブログ公開のために特別バージョンです。

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捏ねあがった生地がこちら。
全粒粉らしいプチプチした感じがいいですね。
これをボールに入れラップをして一次発酵させます。

発酵させるには30℃くらいの温度がいいのですが、
私のやり方は小さめの鍋に50℃くらいのお湯を入れて
その上に生地を入れてラップをしたボールを乗せておきます。

DSC_5189.jpg

こんな感じです。
冬の寒い季節は湯たんぽにお湯を入れて、タオルで巻いてから
少し大きめのジャグの中に入れ、その上に生地を入れたボールを乗せて
蓋をしています。

一次発酵は1時間くらいでしょうか。
捏ね終わった時の倍くらいの大きさに膨らんでいれば大丈夫です。

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こんな感じに膨らみました。
イースト菌の働きは偉大ですね。

そしてこの生地をテーブルの上に置き
全体を手で押しながらガス抜きをします。
でもここで生地を大きく広げていくので
自然にガス抜きはできてしまいます。
この時、無理に広げようとするのではなく、
優しくゆっくりと伸ばしていきましょう。

そして楽しくて感動する時間帯がやってきます。

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胡桃、クランベリー、イチジクをびっしりと敷き詰めていきましょう。
遠慮はいりません。
好きなだけ好きなように敷き詰めちゃいましょう。
敷き詰めるほど幸せが大きく広がっていきます。

以前はここにレーズンも投入しましたが、
食べてみるとレーズンの個性があまり感じられないので
今はこの3種類が定番となっています。

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そして敷き詰めたら下からくるくると巻いていきます。
少しきつめに巻いた方がいいでしょう。

DSC_5196.jpg

巻き終わったらこれを半分に切ります。
300gの場合は太めの1本で焼けますが、
400gとなると長くて自宅のレンジの中に納まりきらないので
2本に切っています。

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そして端を綺麗にまとめてラップをかけて二次発酵に移ります。
二次発酵は15~20分くらい。

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これが二次発酵が終わったところなんですが、
ここで手順を一つ間違えていました。
二次発酵をさせる前に生地の表面に強力粉を振って
クープを入れておくはずでしたが、それを忘れて
発酵後に粉を振ってクープを入れています。
手順通りならクープがもう少し開いているはずです。

ブログを書こうと思って緊張していたかな?
そんなことはないですね。
いつも焼いていると言ってもこんなもんです。

そしていよいよ焼きに入ります。
うまく焼けるといいなといつも思います。
祈りを込めてレンジの中に投入します。
その前にレンジはあらかじめ200℃で予熱してあります。

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そして焼く時間は220℃で20分。
これも適当です。
その日によって微妙に変えちゃうんですが
その日の気分ということで。

後はスタートを押して焼きあがるのを待つだけです。

そして焼き上がりです。
扉を開ける瞬間がたまりません。

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焼き立てパンの香りが部屋いっぱいに広がって
幸せも部屋中に広がっていきます。

焼きあがったら外に出して
すぐに食べてみたい気持ちを抑えて
自然に冷めるのを待ちます。
そしてまだ温もりのある頃合いを見計らって
包丁を入れます。

この瞬間がたまりません。
そして切り口を急いで見ます。
毎回同じように作っていても、
切り口に浮かぶ果実たちの表情が毎回違うんですね。
胡桃とクランベリーとイチジクがどのように配置されて
どんなバランスになっているか。
それを眺めるのも大きな楽しみなんですね。
そう1枚1枚の切り口は全部違うんですから。

なんだか野草を見る時と同じような感覚になっている自分がいます。

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今回も美味しいパンが焼けて満足しています。

簡単でとっても美味しいので是非焼いてみてくださいね。


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